私は珈琲が嫌いだった③

どうも、sanaeです。

前回の続きです。

お客様から言われた言葉が胸に突き刺さり
私はコーヒーについて真剣に向き合うようになりました。

大して好きでもないけど、興味も無いけど・・・
でも、女だからって小ばかにされたことはなんだかモヤモヤして
せっかくコーヒー屋で働き始めたんだから
とことん追求してみるのもいいかなって思いました。

最初は見返してやりたい!
って気持ちで猛勉強したのですが
知れば知るほどコーヒーって面白い!って思えてきて
連日先輩を質問攻めにするのでありました。

なんでも答えてくれる先輩の存在ってかなり大きい!!

私は本当に無知でしたので、先輩に最初に質問したことと言えば
「このコーヒー豆って、買った後どうやって飲むんですか?」

こんな質問にも優しく答えてくれて本当に助かりました。
きっとこの時に「そのくらい自分で調べろ」と言われてたら
私は今頃こんなブログは書いていないでしょう。

私が居た職場の環境が本当に良かったおかげで
私はなんのストレスも感じずにコーヒーの勉強が出来ました。
そして数か月経った頃に、身に着けた知識を持って接客していたら

「まぁ、若いのになんでも知ってるのね!」
「すごく勉強してきたんでしょうね~」

ほ、褒められた!!!!!!!!!!!!!

この褒められた時の快感は今でも忘れられません!
今でも褒められたらうれしいです!

当時、お店では一番若いスタッフだったので
(お客様の年齢層が60~70代だった事も大きく関係してると思いますが)
とにかく「こんなに物知りなんてすごい!」と褒められました。笑

私は、コーヒーを通して自分が認められたのが嬉しくて
コーヒーの勉強がやめられなくなりました。笑

お客様に認められてから自分に自信がつき
「このコーヒーは酸味がある」とか
「香りがフルーツっぽい」とか
自分で感じたことをそのままお客様に説明するようになりました。

この時はフレーバー表現とか全然わからなかったですが
とにかく自分の感じたままに説明していました。

すると、私の説明でコーヒーを買ってくれたお客様が
「あなたがオススメしてくれたコーヒー、本当に香りが良くて気に入った!」
と、わざわざ私に報告してくれたのです!

この瞬間、私はコーヒーが大好きになりました。
自分が感じた味、香りを他の誰かと共有できたことが本当に嬉しいのと
自分の知識、感覚でお客様を喜ばせることが出来たって達成感が
コーヒー一つで味わえるんだなって。

私の場合、コーヒーの味が好きになったというよりかは
コーヒーを通じて新たに得られるものがたくさんあったから
コーヒーが好きになったのかなぁって思います。

ここまで書いてみて
「あれ、結局仕事のおかげでコーヒー飲めるようになってんじゃん」
って感じになってしまったので
次回、コーヒー嫌いな人がコーヒー愛好家になった理由を
もっと簡潔にまとめてみようと思います。

ではでは~(*’▽’)

投稿者:

sanae

J.C.Q.A.認定コーヒーインストラクター1級のカフェオーナー。

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